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パン屋さんへ

お子さん1人だけというお客さんは先月までいませんでした。

年を明けてからご近所の小学生(多分低学年さん)が
ちらほらではありますが1人でお店にきてくれるようになりました。

持っているお金とパンの値段を計算しながら、
「パンオショコラをひとつと~、、お母さんには~」と
選んでいる姿が、とても新鮮っ。

「白い食パン6枚切り 1つ」と書かれたメモを握り締めて
走って来てくれた子もいました。初めてのお使いっぽーい!

先日、女性のお客様から「これ、娘から預かってきました。」
とピンクのかわいい封筒を渡されました。

早速封を開けてみると、1人で来てくれている女の子から
私宛のお手紙でした。

「パン屋さんへ」から始まるお手紙。

(内容は二人の秘密なので内緒です。)

お客さまからいただいた初めての手紙です。
その子から見て、私は「パン屋さん」なんだよなぁ、と
当たり前の事なのですがしみじみ実感。感動。とても嬉しかったです。
宝物ボックスに入れておきます。

シェフの一言:僕宛のお手紙もお待ちしております。
ぱんだの一言:ラスク達を壁側の棚に移動させました。