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別れの季節

最近パンの売り切れが続き、ご迷惑をおかけして申し訳ありません。
シェフも全力でパンを作っておりますが、品質を維持するためには
これ以上の大量生産はできないため、ご理解いただければと思います。
震災後にバター不足が続き、クロワッサン等デニッシュ類は昨年より
少ない焼き上がり数となっています。
カトルフィーユでは発酵バター100%で作っておりますため、
他のバターやマーガリンを混ぜたりはしたくないための個数制限です。
「美味しいものを少しだけ」の思いで作り続けて行きたいのです。

3月は別れの季節・・
カトルフィーユでもいくつか別れがありました。
いつも私のお喋りに付き合ってくれた常連さんの転勤だったり、
友人の新たな出発だったり。

アルバイトを頑張ってくれていたマリちゃんも東京に就職が決まり
カトルフィーユを卒業しました。
立派なパン職人になってカトルフィーユに帰ってきてくれることを
シェフもぱんだも待っています。(←勝手に)

ちなみに、ぱんだ店長がレジを打つとレシートには「ぱんだ」と
印字されますが、マリちゃんが打つと「マリサカモト」でした。

それは、いつかマリちゃんが自分のお店=ブーランジェリーマリサカモトを
OPENできるようにと願いを込めてのフルネームバージョン。
送別会では寂しいあまりに号泣しちゃいましたが、
「別れが人を育てるんだ」とシェフがジジ臭いセリフを言っていたので
それを信じてお見送りは笑顔で。

別れがあれば出会いあり!!
素敵な出会いがたくさんある春になるようカトルフィーユは今日も頑張ります!

震災から1年。
1年と言っても何の解決もしていない問題ばかり。
悲しみも消えるわけがなく。
でも一歩一歩前に進んでいると思えるニュースもありました。
夢も希望もないような現実の中でも、ささやかな幸せを見出せるよう祈っています。

昨日、小さな女の子がパン屋さんを特集したテレビを見たそうで
「私、おっきくなったらパン屋さんになるから!」と宣言してくれました。
ぱんだは「待ってるね!」とお返事しました。
この小さな女の子の夢が現実になるようにカトルフィーユのような小さなパン屋でも
5年、10年、20年と続けることで何かできることがあるんじゃないかと
信じてパンを作り続けます。

なんだかいつにも増して長いブログになってしまいましたが、、
今日はハーゲンダッツチョコレートブラウニーを食べてゆっくり寝たいな、、と
言うことです。あれ?違うな。。これはシェフのつぶやきでした。

シェフの一言:ダッツは大きなスプーンで食べるんだい!
ぱんだの一言:ぱんだは抹茶のクッキー&クリーム味。