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大切なお客様へ大切なお知らせ

【2020年春 移転します】

来春にはなりますが、小樽市銭函へ移転する運びとなりました。
2店舗目ということではなく、円山店は閉店し、完全移転致します。

円山が大好きです。
ずっとここでこのまま、、とシェフも私も思っていましたが、
パン屋としての可能性をもう少しだけ広げたい、
シェフ長谷川尚弘があと40年パンを焼き続けるためには、、
今から何をすべきか考えて考え抜いた結論です。

こんなことをここで書いていいのかわかりませんが、
パン屋を辞めることも何度も考えました。
私達の人生=パン屋だと思ってこの10年頑張ってきたのですが、
シェフは「頑張ってる」という言葉より「命を削ってる」に近い
働き方でパンを焼き続けてくれました。
「このままではシェフが死んでしまう」と本気で思ったんです。
パンをつくる以外は不器用な人なんです。

でも私の勝手なわがままですが、
シェフにはずっとパンを焼いていて欲しいんです。
シェフの焼いたパンをずっとずっとお客様に食べてもらいたいんです。

シェフと私の大好きな海の近くにパン屋を開く事にしました。
小さなパン屋の小さな働き方改革をしていきます。
皆がいつまでも笑顔でいられる職場を0から作り直します。

0から、、と言っても、
シェフがいて、ぱんだがいて、子ぱんだがいて、
そして、しおりさんとめぐ君も。
マリコさんに東京からのナオコさん。
皆がいれば怖くありません。
不安はいっぱいありますが、きっとまた素敵なお店にします。

いろいろ変わってしまうことを恐れずに進んで行きたいと思います。

応援していただけると幸いです。

円山で過ごす後半年ほど、
感謝の気持ちを込めて1日1日を大切にしていきます。

本来ならば、一人一人のお客様に直接お伝えしたかったのですが、
どうにもこうにもぱんだの心臓が持ちそうにありません。
こうして書いている今も胸がチクチク痛いです。
いろんな思いが溢れて泣いてしまいそうです。
マスカラ取れてリアルパンダになりそうです。
なので、このような形でお伝えする結果になりました事をお許しください。
お店ではずっと笑顔でいたいです。

〜銭函の皆様へ〜
銭函には縁もゆかりもありません。
ただ、銭函の海が大好きです。
釧路と厚岸、海の近くで生まれ育った私達は、
何か心に迷いを感じた時、
銭函の海に答えを求めに行っていました。
私達のパワースポットだと思っています。
残りの人生を銭函の海とともに生きて行く決意で参ります。
新参者のパン屋をどうぞ宜しくお願い致します。

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タイトル:バス停から坂を下って海へ。なシェフと子パンダ