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「接吻」とシュトーレンショコラ

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最近、いろんな所で観るようになったクリムトの「接吻」

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シュトーレン・ショコラ ~THE KISS~

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クグロフ・ショコラ ~THE KISS~

こう見えてアートが好きなんです。

今回、初めての試みで、大好きなクリムトの「接吻」を
シュトーレンという形で表現させて頂きました。
※クグロフショコラも同じくです。

濃厚で甘口の赤ワインに漬けたフルーツとチョコレートの
ロマンティックな組み合わせ。
熟成することによって少しずつ重なり合う味わいが
時間と共に一つの「愛の形」を作る。
でもそれは未完成。
ずっとずっと答えを探し求めていくシュトーレンです。

アートは好き嫌いがあるものなので
1つの作品と絡ませてこのように公言するのは良いものか、
と悩みましたが、私たちの日々のパン作りにアートが
影響を与えてくれているのは確かですし、
万人のお客様に受け入れてもらいたいと思っているパン屋でも
ないので、カトルフィーユというパン屋に興味を持って下さる方に
「こんな人達が作っているよ」と知って頂く1つの方法なのでは、
と思い挑戦しました。

普段パン、パン、パンダ、パンダ言ってるだけの
店長ぱんだですが、アートも好きなんです。
大事なことなのでもう一度言いました笑

東京にいた頃は常にシェフと美術館巡りをしていて
パン屋開業前にフランス&イタリアに少しだけ滞在した時も
かなりの数の美術館を巡りました。
パン屋さんと美術館巡りの旅でした。
楽しかったー。
また行きたいです。老後の夢かな。いや老後と言わず行きたいっ!

シェフ尚弘が若い頃からコッテコテのアート好きなので
連れまわされた感が否めませんが、その都度影響を受けて
自分なりの「好き」が生まれたと思います。
滞在していたアパートの近くのピカソ美術館が
かなりお気に入りでした。

シェフはあれこれ調べるタイプですが、
私は直感的に「好き」「嫌い」で感じるタイプで
「好き」と思ったら、その作品のその背景を知りたくなる、みたいな。

クリムトの「接吻」は銭函に引っ越してきたときに、
シェフが自宅リビングに「接吻」のパネルを飾ってくれて
この5年毎日一緒に過ごし私たちの生活の一部になっている作品です。

とっても煌びやかでロマンティックな絵ですが、
崖の縁に立っている危うさとか、
琳派(シェフの好きな尾形光琳などの作風)の影響を受けているであろう
金の使い方とか、、とても好みです。

ちなみに、、私の中で「やめれ、クビもげる」ってタイトルで
ずっと観ていたので今回改めてクリムトの画集を開いたりした時に
「あぁ、接吻ってタイトルだった!」と笑

※お好きな方には失礼ですね、ごめんなさい。
 私もとっても好きなんですよ、このクビもげキッス。

クリムトの「接吻」、何年か前にテレビで俳優の青木崇高さんが
優香さんとの結婚記念日のプレゼントとして
男女の顔をご自身と優香さんで描いた、と言っていて、
その絵の映像もちらりと出ていました。
とってもお上手で「なんと素敵な!」と思ったのですが、
青木さんと優香さんだから素敵でして
シェフと私だったらドン引きだな、って一人で大笑いしたこともあり。

パン屋なので、パン屋らしくシュトーレンへの愛を表現させて頂きました。
シュトーレンは毎年作っていますが、毎年死ぬほど緊張します。
シェフなんて「できれば作りたくない、、すごく疲れるから」とか言っちゃうほど笑
悩んで、作って、食べて貰って、、次こそは、、と、きっと、ずっと未完成。

シュトーレン・ショコラの挑戦、いかがだったでしょうか?

アートと言えば、、
小樽には素敵な美術館たくさんあるので、おススメです!
ニトリ美術館とかサクッとすごい作品置いてあるのです~。

シェフの一言:琳派についてもっと語らせてくれっ!!
ぱんだの一言:シェフが語りだすと長いんですよ。。。

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カトルフィーユ
アトリエ ゼニバコ
〒047-0261 小樽市銭函2-4-6
TEL:0134-64-5878
OPEN 10:00-18:00 売り切れ次第閉店(月・火定休)

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