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Le 5e anniversaire

5周年っ!

お店を始めた2009年当時、5年、6年続けているお店のオーナーさんが
「5年やってるとそれなりにわかるから」って、おっしゃっていて
「5年すごーい!やっぱ違うわー」と尊敬の眼差しをむけていた自分。

しかしながら、その眼差しを今自分に向けられますか?
「5年やってるから」って余裕ありますか?

私の答えはNOです。
残念でもあり、正しくもあり。

初心忘れてません。いつでも緊張してます。お腹痛いです(笑)
(緊張してない風に装っているんですよ、普段)
常に新しいことにチャレンジしようと思っているので、余裕ないです(笑)

でも丸5年やってきてこれだけは絶対だと思えることは

お客様との信頼感。

週2回、3回、ほぼ毎日など毎週通ってくれているお客様なんて、
もう私たちの中では家族への愛情に近い(それ以上だったりもする(笑))
思いがあります。
中にはお名前もわからない常連さんもいます。
でもお互いに通じてるんです。(と、思い込んでいる)

○○さん今日は来るかもしれないから好きなタルティーヌ多目に作っておこうー、とか、
カレーのお兄さん(お名前のわからないカレーパン好きのお兄さん)が
今日はカレーパン買わなかった、調子悪いのかな?、とか。
いつだってお客様の話をしています。

そんなお客様が食べてくれるパンに手抜きなんかできないので
毎日緊張してしまいます。

常連さんではなく、初めてカトルフィーユに来てくれるお客様には、
こんなわかりにくい住宅街にあるお店に来てくれてありがとう、、
お口に合うといいんですが。。ってドキドキします。

ただただ日常に美味しくて安全なパンを食べてもらいたいってだけ、
パリのパン屋さんに憧れているだけ、の小さな店なので、

全国からお客様が来てほしい!とか
行列ができる店になりたい!とか大きなことは全然思っていません。
ずっとパン屋でいたい、って、やっぱりそれだけです。

5年目を振り返ると公私共にいろいろ悩みや辛いこと多かった年です。
シェフとお店のことで口論になって泣いて走って出て行ったりも
してみました。
・・追いかけてきてくれないので1人寂しくスーパーでガムを買って帰りました。

それでも、お互いお店のことを真剣に考えているから
こんな時もあるよね。って落ち着きます。

そしてマリちゃんが帰ってきてくれたことは
大きなターニングポイントでもありました。
いろんな事にチャレンジできるようになったのは彼女のおかげです。

そして毎日毎日パンを食べていますが、飽きません。
これは自分でも嬉しい驚きです。
先日も「パンを食べ過ぎておなか痛いわー」って言ってました。
→シェフに「少し学習しなよ」と呆れられてます。

カトルフィーユの基本は変わらず「皆で幸せになろー!」です。
お客さんもスタッフもシェフも私も。

カトルフィーユに関わっている、みーんなが
ちょっと幸せになれるパン屋になりたいです。

あと25年ほど、ちょっと幸せパン屋にお付き合いの程お願い致します。

カトルフィーユ 長谷川 尚弘・ぱんだ

シェフの一言:書いてみました。
naosho.jpg


ぱんだの一言:もうちょっと上達してからの方が良かったんじゃ↑