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スペルト小麦の素敵なご縁

昨日は振替でお休みでしたが、

江別製粉さん主催の
「小嶋ルミさんに学ぶ最新小麦の使いこなし術」 
というセミナーへ
ご試食用のスペルト小麦を使ったバゲット3種類を焼かせて頂きました。

バゲットだけ会場入りする予定だったのですが、
お店が振替で仕込みのお休みだったため
ご厚意で店長ぱんだも同行させて頂く事に。

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タイトル:思いがけず参加できて本当に良かったです!!

こちらのセミナー、大人気で満席御礼!!
残念ながらお断りになってしまったお客様が多数だったそうですよっ。
→これはすぐに第2回もありそうな予感ですね。

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タイトル:北海道産スペルト小麦の生みの親 松本社長自らが熱く語る貴重な場面

道産スペルト小麦と道産小麦のお菓子の講習会、
パン屋ですが、焼き菓子も作っているので興味津々。
→店長ぱんだはどっちも食べる専門ですがw、
帰ってからシェフとスタッフに伝えるべく、
お客様のお邪魔にならないように先生の手さばきが映るモニターをガン見してました。

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タイトル:焼立てクッキー とっても良い香り 早く食べたい、、

※後で聞いたのですが当店の神スタッフマリコさんは
ルミ先生の著書「おいしい!生地」がお菓子作りのバイブルと!
説明がとことん詳しいのだそうです。

お客様皆さん、ルミ先生の手さばきを食い入るように
見つめてらっしゃって質問もバンバン飛び交う熱いセミナーでした。

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タイトル:最近、当店でも大注目の大麦もやっぱり来てるね!!!

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タイトル:スコーン2種とコーンブレット

コーンブレット、大好きっ!!
でも他のお店で見つけて喜んで買って、食べると美味しくないのに当たることが多々。。
残念な気持ちになることが多いので買わなくなっちゃっていました。
ルミ先生のコーンブレッド、とっても美味しかったです。
久しぶりに美味しいコーンブレット食べたので、テンション上がる~!
うちでも作りたいなぁ。
→江別製粉さんのコーングリッツ、メモメモ。シェフー、お願いしまーす。

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タイトル:クッキー食べ比べ。 
     どれも口溶け感がすごいっ。卵なしがぱんだ好みでした。

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タイトル:スペルト小麦のサラダ つぶつぶ食感が◎

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タイトル:クッキーいっぱい買っちゃいました!
     お勉強用とルミ先生ファンのスタッフへのお土産になりました。

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タイトル:うちのバゲットも一緒に並べて頂けて。素敵なご縁に感謝。

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タイトル:この日焼いたスペルト入りバゲット達。良い香り~。

お店ではパンもお菓子も作らない店長ぱんだの感想なんであれですが、
ルミ先生は生地のその時の状態を把握することを
とても大事にしてらっしゃる印象でした。
これは当店のシェフ尚弘のパン作りにも共通するので、深く納得。

いつもシェフはスタッフアキさんとバゲットを成形しながら
「今日は生地が◎◎だから温度をもう少し◎◎しよう」とか
その日その日で生地に向き合ってる姿を盗み見してますから。
→盗み見なんです。ガン見だと「気が散るからぱんだは、見るな、喋るな」って
言われるのですよ。ちぇ。

セミナーでは、当店のバゲットもご試食頂いたのですが、
パンに興味をお持ちの方も多数いらしてぱんだ感激。
バゲットの説明もさせて頂きありがとうございました。

昨日召し上がって頂いたバゲットは、こちら↓

◎バゲットパリジェンヌ(ざっくり言うとやわらかあっさり)
◎バゲットアンブル(ざっくり言うとバリっともちもち。塩気濃い目)
◎バゲットトラディション(ざっくり言うとがっしり香り強烈)

の3種類に特別に当別産スペルト小麦をブレンドをさせて頂きました。

ちなみに申しますと、、、
ここで突然ドヤらせて頂きますと、、

北海道で北海道産スペルト小麦をパンに初めて使ったのは当店です。
(初めてだからなんだよって話なんですがw)

9年前の当時はスペルト小麦自体が日本では「何?」って感じだったのです。

店長ぱんだは東京時代に好きだったパン屋さん(今は函館にいらっしゃる!)が
スペルト小麦のカンパーニュを販売されていたのを何度か食べた事があり、
好印象を持っていたので、GFLの松本社長に「スペルトでパンを作って欲しい」と
お声がけ頂いた時に「北海道でスペルト小麦が栽培されたなんて!」と驚いたんですよね。

ただ、最初に当店の様な小さい個人パン屋が手を出すような小麦ではないなぁと
店長ぱんだは難色を示したのですが、シェフ尚弘は試作をしてみて、
「どうしてもこの粉を使いたい!」と感じたそうです。
シェフが1つの粉にここまで執着したのはこれまでトラディションフランセーズ
以外になかったのでこれまた驚きでした。

ここがカトルフィーユの分岐点だったな、とも感じる出来事です。
道産スペルト小麦を使うようになってから、
この粉の素晴らしさを伝えたい!と強く感じ、
イベントを企画したり、地方の催事にも積極的に出店したりと
頑張ったんですよね。

今回、江別に向かうドライブ中、松本社長にスペルト小麦を日本で
栽培した経緯を改めて細かく伺ったのですが、
→こんな機会めったいないぞと店長ぱんだはインタビュアーの気持ちで
色々聞いちゃいました。

お孫さんの小麦アレルギーを何とかしたい、という気持ちから
スペルト小麦の種をドイツから輸入するまでの経緯、、、
社長はさらっと「大変だったんだよ」とは言いますが、

日本にない穀物を持ち込んで栽培する許可を取るって相当難しいことなんです。
(店長ぱんだ、IT系の仕事の後に、食べ物に関わる仕事をしなくちゃと
色んなバイトをした中で、少しだけ農水省関係のお仕事(末端の派遣社員)
をしていたので、そこで輸入輸出の難しさを痛感しておりました。)

何度も何度も「NO」を突き付けられても、色んな角度からチャレンジして
最終的にOKを貰って、種を正式ルートで輸入して(ここが一番すごい!)
北海道で栽培し、それを流通させるまでに至る、、
1本映画撮れると思います。
→撮るときは私もちらっとパン食べるお客さん役とかで出させて欲しいw

改めて、日々使わせて頂いているスペルト小麦に感謝。

思いっきり脱線しましたが、

ルミ先生のセミナーでは自分ではなかなかできないクッキーの食べ比べも出来て
お菓子作りの楽しさを再発見できました。
プライベートでは最近色々作り始めてる店長ぱんだなのです、むふ。

スペルト小麦の可能性はどんどん広がって行きますね。
余分な品種改良がされていない分、栽培するのがとても大変なんですが、
生産者さんにはほんとに頑張って頂きたいです。
私たちも頑張りますので!!!

今回は、思いがけず素晴らしい機会を頂きありがとうございました。

オーブン・ミトン
小嶋ルミ先生 @ovenmitten.koganei 
とってもチャーミングな方でした!!!すっかりファンになりました♪
江別製粉さん @ebetsuseifun_official
ベイカリスタさん @bakerista_official

夕方、次の仕事が待っていたのでゆっくりお話しできなかったのが心残りですが、
また次回があると願って。

~おまけの1枚~
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この日のパンダTシャツ。店長ぱんだの一張羅です。
お気に入り過ぎて、1枚目がテロテロしてきたので、同じの2枚目買ってしまった2枚目です。

~おまけの2枚目~
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イベント続きでヘロヘロになってた店長ぱんだ、仕事を終え、夕食に何を作っていいかわからなくなって「お肉だ!お肉を食べさせて!」とシェフに訴えたのですが、シェフはもう疲れて外食したくない、とのことだったので、こんな時は銭函大山さんの出前を!!!!
牛サガリ焼肉重頂きました。(いけだ牛が売り切れだった。。)
お肉食べて、店長ぱんだ完全復活!!!出前してくれるのホントありがたい~。

シェフの一言:今週はイベント続きでバゲットマシーン化してます。
ぱんだの一言:松本社長、バゲットとでっかい荷物(ぱんだ)を送迎して下さり感謝しております。
子ぱんだの一言:銭函大山さんのお子様ランチ食べたよ!エビフライと納豆巻最高!

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カトルフィーユ
アトリエ ゼニバコ
〒047-0261 小樽市銭函2-4-6
TEL:0134-64-5878
OPEN 10:00-18:00 売り切れ次第閉店(月・火定休)

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