« 熱く美味しい研修:序章 | メイン | 熱く美味しい研修:バーガー編 »

熱く美味しい研修:バンズ編

20220822_113925.jpg
タイトル:研修の舞台はF-45ビル8F YANAGIさん!

20220822_141119.jpg
タイトル:金土日はランチタイムが「Y⁺5296」さんになります。

スタッフ皆で北海道で一番美味しいハンバーガーを食べよう!!

20220822_141151.jpg
タイトル:高木くん185センチはドアにぶつからないように~

うちのお店のパンがどのように美味しいハンバーガーになるかを
スタッフが目の前で見て食べて、何かを感じて貰えれば嬉しいな。。と。
そして、銭函に来てからずっとコロナでスタッフで一緒に行動するって事が
難しかったので、普段は厨房とお店で忙しくしていたり、
勤務する曜日が違って全然会えないメンバーと話す機会だったり、
お互いを知ることのできる研修になればいいなと思っておりました。

日頃頑張ってくれている感謝の気持ちも込めて!
ほんとに念願だったんです。
・・色々あって開催まで1年近くかかってしまった。。

スペシャルゲストとして
堂本シェフをご紹介してくれた樽ラボご夫妻も参加してくれました!
美味しいハンバーガーに合う樽ラボさんのワインをお持ち下さって♪

20220822_121940.jpg
タイトル:なんて贅沢!!!

・・・結果的にお酒の飲めない店長ぱんだも美味しさに勝てず
2杯も飲んじゃって、途中から記憶が・・・研修なのにすみません。

20220822_122447.jpg
タイトル:あわわわわっ

20220822_122142.jpg
タイトル:さぁ、始まるよーー!!

その前に、どうしてYANAGIさんにうちのパンを使って頂く
ことになったかと言うと~(長いよ~笑)

20220822_121633.jpg
タイトル:シェフ尚弘、開催のご挨拶と経緯を語っている図

当店は銭函に移転してから
「小さなパン屋の働き方改革」の1つとして
・卸をしない
を決めていました。

レストランやホテルに定期的にパンを使って頂けるのは
とってもありがたいことですし、売上も安定するので
経営的にも助かるのですが。。
円山時代、そのありがたい卸パンですごくがっかりする経験や
お店の定休日にもパンを焼かねばいけない状況が発生したり、と
シェフ尚弘の疲労を蓄積する結果となりましたので、
銭函店では、長くお店を続けたいと願っておりますので
心苦しく思いながらもすべてお断りさせて頂いていました。

そんな中、、
当店のパンをお店でご利用頂いている小樽のワインショップ
樽ラボさんから「とても素敵な熱いシェフがいるから、
話だけでも聞いてあげて欲しい」とお話があり、
連絡先を伝えたらすぐに堂本シェフからお電話を頂きました。

お電話を頂く前は店長ぱんだの中でいつも通りに
9割お断りする予定だったのですが
お話ししている中ですぐに直感型ぱんだはピンときました。

「この人、信頼できる人」

1割の方に動くことになりました。

シェフ同士でお話させて頂いた時も
純粋なお料理への情熱と、生産者さんへの尊敬、未来のお店つくり、
鉄板焼き屋さんとパン屋と、業種は違えど、とても共通点を感じました。

そして何より、うちのパンがとても好きだから、
ハンバーガーのパンをお願いするなら断られても
まずはカトルフィーユにお願いしたかった、、と言ってくれました。

お金の為でなく、
人生のお仕事としてパン屋をしている私達にとっては
(お店を続ける上でお金も大事ですが最優先ではないです)

「好きだから、美味しいから」がやっぱり一番大事です。

『北海道の食材で、一番美味しいハンバーガーを作りたい』

純粋に美味しいものを求める気持ちがとっても伝わってきました。

すぐに試作にとりかかることに。

シェフ尚弘は難易度高いオファーの方が燃えるタイプ。
あれこれ悩みながらも、店長ぱんだから見るととっても楽しそうに
試作していました。

お店の営業と並行しながら何度も試作し、
ついに完成したのは、当別産スペルト小麦全粒粉と十勝産キタノカオリを贅沢に使った
スペシャルなバンズ!!!

そのまま食べても美味しいけど、美味しい食材を挟んだら
無限大に美味しい可能性が広がるようなバンズ・・。(言い過ぎ?笑)

ただ、、うちがどんなに美味しいバンズだと思っても
堂本シェフの作るパティを挟んで美味しいと思って貰えなければ
何の意味もないので、試作品をお渡ししてOKが出るまでは
やっぱり不安でドキドキでした。

何度目かの試作で「素晴らしいです」とOKのお返事を貰えた時の
嬉しさと言ったら、、最高ですね。

こうして、卸をしないはずだったパン屋は
美味しいご縁で繋がって、Y+5296さん(YANAGIさん)へ
パンを卸すことになりました。

更にありがたいことに、卸をする上でもうちに負担のないように、
色々と配慮して下さり、なんと堂本シェフ自ら銭函まで
その日のバンズを受け取りに来る、、という異例事態発生(笑)
熱い、、熱すぎる。。

バンズを焼くようになってもうすぐ1年ですが、
極寒のツルツル路面の日も、JRが止まるような大雪の日も、、
30度越えの暑い日も、、、大雨の日も、、

本当に週3日、堂本シェフが受け取りに来てくれています!!!

20220822_130528.jpg
つづく~

シェフの一言:毎日バンズのこと考えてたなぁ。
ぱんだの一言:夢にも出てきたハンバーガー(笑)


☆ほそく☆
円山店時代の卸が大変だった、と記載しましたが、
「どうしてそうなる?」と驚くような事も多々。
しかしながらこれもパン屋として未熟だった自分達のせいでもあり
そこから成長させてくれる経験になりました。
(いつか書くかも笑)
そんな中ですが、素晴らしい出会いも沢山あり、
いつもお店用のパンを求めて通ってくれた
近隣のレストランのシェフさんや、開店当初からずっと
食パンをご利用頂いていた徳光珈琲さん、
ハリネズミ珈琲店さんには尊敬と感謝でいっぱいです。