毎日があっという間に過ぎ、1ヶ月もあっという間に過ぎ
1年も「ほんとに??」って思う位あっという間。
オープン当初はシェフに怒られて泣いたこともありました・・
シェフはすべての仕事を1人で納得できるまでするために眠れない日もありました。
パン達が大量に残ってしまって、どうしても捨てなければいけない時もあり
「ごめんね、ごめんね。」と泣きながらゴミ袋に詰め込んだ日も。
それでも1年通して考えると二人とも毎日笑って過ごしていました。
今までの人生で一番楽しい充実した1年です。
お店のイメージを具体化する中で、
「完全対面販売」という販売スタイルをとるのはかなり悩みました。
北海道ではまだなじみもないし、フランスパンの食文化も根付いていない。
道産小麦、天然酵母のパンが流行る今、受け入れられず、
6ヵ月後には閉店、なんてこともあるんじゃないだろうか。
私にはそんな不安もありました。
でもシェフは「毎日真面目に一生懸命やるだけ、自分たちが「これだ」と
思うものを作り、丁寧に提案していけば必ず受け入れられる日がくるから。
万人に受け入れられなくても、うちの味をわかってくれるお客様を
大切にしていけばいいんだから。」と強く決意していました。
おかげさまで1年経ちました!よかった!!!
でも、まだ1年です。
カトルフィーユはパン屋さんとしてはまだまだな部分がたくさんあり
申し訳なく思ったり、もどかしい思いをすることも、悔しい気持ちになることも。
でもゆっくりと自分たちの目指すお店に成長していければ、と思います。
やりたいことはたーくさん。課題もいっぱいです。
何より明日からも「一生パン屋」でいられるようがんばります。
いつも応援してくれる優しい大家さん、
何かあると駆けつけてきて面倒をみてくれるおじさんおばさん、
釧路で心配しながら見守ってくれている両親、
全国各地の友人、先輩、先生、
「美味しいから大丈夫!」と励ましてくれる常連さん、
頼りない店長を支えてくれる頼もしいアルバイトさん、
そして、カトルフィーユに足を運んでくださったすべてのお客様へ
本当にありがとうございます。
そして、これからもよろしくお願いします。
2周年、5周年、10周年と続けていけるよう、
まじめに一生懸命、パンと歩んで行きたいと
思います。
カトルフィーユ 長谷川 尚弘・ぱんだ